同じ空間にいたのに、会えなかった。

そんなことって、意外とある。

「あれ?来てたの?」
「えっ、いたの?」

あとで聞いてびっくりすることも少なくない。

だから最近は、会いたくなったら会いに行こうって思うようになった。

見られる時に見ておこう。
話せる時に話そう。

「また今度」は、案外あっさり来なかったりするから。

年齢を重ねるほど、その”今”の大切さを感じるようになった。

デザインの仕事も、そんな感覚に少し似ている。

「これ作れますか?」

そう聞かれることは多いけれど、自分が作るものは本当にバラバラ。

名刺もあれば、ライブのフライヤーもある。
こども食堂もあれば、福祉関係も、音楽も、農業も、イベントも。

ジャンルで言えば、ほぼオールジャンル。

でも、不思議と軸はぶれない。

嫌いなものは作らない。

自分が「大事にしたい」と思えるものだけを、自分の真ん中に置いて仕事をしている。

だから、デザインのルールを押しつけたいわけじゃない。

もちろん基本は大切。

でも、それよりも大切なのは、人なんだと思う。

その人が何を伝えたいのか。

どんな景色を見たいのか。

誰に届けたいのか。

そこが見えた時、自然とデザインも決まってくる。

結局、最後は人。

会いたい人に会いに行くことも、誰かの思いを形にすることも、その根っこは同じなのかもしれない。

だからこれからも、「今」を大切にしながら、人と人がつながるデザインを作っていきたいと思います。