絵画教室をやっていると、本当にいろんな子どもたちと出会う。地域性もあるし、遠くから来てくれる子もいる。同じ年齢でも全然違うし、描くものにも、その子らしさがちゃんと出る。
そして時々、突然「成長したなあ」と感じる瞬間がある。昨日まで迷っていた子が、急に大胆な色を使ったり、自分の描きたいものを真っ直ぐ描けるようになったり。子どもの変化って、本当に急にやってくる。
でも現実として、中学生になると辞めてしまう子が多い。部活も始まるし、勉強も忙しくなる。時間が足りなくなるのは当然だと思う。
そんな中でも、時間を削って来てくれる子がいる。疲れていても、自分の描きたいものを描きに来る。その姿を見ると、「好きって強いなあ」と思う。
そして同時に、やっぱり親御さんの力って大きいなとも感じる。描いているのは子どもだけど、その時間を作ってくれているのは大人。送り迎えをしたり、予定を調整したり、「行っておいで」って背中を押してくれる存在があるから、子どもたちは描ける。
だからこそ、自分もできるだけ、その子たちの“描きたい”を大事にしたいと思っている。たくさんわがままも聞きたいし、「なんでそれ描きたかったの?」っていう部分も、できるだけ受け止めたい。
でも面白いのが、子どもってまだそれをうまく言葉にできなかったりする。無意識だから。
それでも、筆の動きとか、選ぶモチーフとか、色の使い方が、ちゃんとその子の気持ちを伝えてくれる気がする。
言語化できなくても、絵はちゃんと喋ってる。
だから絵画教室って、やっぱり面白いなと思う。
