M 蛍フェスの来場者特典用の缶バッジが出来上がった。

そういえば、ちゃんと缶バッジをデザインするのは初めてかもしれない。フライヤーや名刺とはまた違って、すごく小さい世界。でも小さいからこそ、意外と難しい。

限られたサイズの中で、何を入れて、何を削るのか。情報を詰め込みすぎると見えなくなるし、シンプルすぎても印象に残らない。そのバランスを考えながら、今回は「蛍フェスらしさ」と「特別感」がちゃんと出るように意識して作った。

缶バッジって、不思議なアイテムだと思う。実用性だけなら、なくても困らない。でも、ライブやイベントの記憶を持ち帰れる小さなお土産みたいな存在で、「行った」という気持ちを形にできる。

だからデザインしながら、「来場者の人、つけてくれるかなあ」とか、ちょっと考えてしまった。バッグにつけたり、服につけたり、どこかにそっと残ってくれたら嬉しい。

イベントが終わったあとも、その缶バッジを見て、「あの夜楽しかったな」って思い出してもらえたら、デザインとしては大成功な気がする。

たった数センチの小さな丸。でもその中に、イベントの空気や温度を閉じ込めるような感覚があって、なんだか面白かった。

またひとつ、初めてのデザイン経験。

こうやって少しずつ、「作れるもの」が増えていくのが嬉しい。