私はたぶん、根っからの裏方気質です。

デザインの仕事をしているからなのか、もともとの性格なのかは分かりません。

でも何かを見ると、完成したものより先に、その過程を想像してしまうんです。

ライブを見てもそう。

イベントに行ってもそう。

チラシやポスターを見てもそう。

「ここまで作るの大変だっただろうな」

「これ、かなり時間かけたな」

「何回もやり直したんじゃないかな」

そんなことばかり考えてしまいます。

例えばアーティストさん。

一曲一曲にイラストを付けていたり、手作りのグッズを用意していたり、SNSで発信を続けていたり。

見ている人からすると当たり前に見えるかもしれません。

でも私はつい考えてしまうんです。

このイラストを描くのに何時間かかったんだろう。

仕事や学校が終わった後に描いたのかな。

眠い目をこすりながら作ったのかな。

そんなことを想像すると、なんだか胸が熱くなります。

だから心の中で言うんです。

「頑張ったね!」

「えらい!」

って。

まるでコウペンちゃんみたいに(笑)。

完成した作品だけを見ているわけじゃないんです。

そこにたどり着くまでの時間や努力も見てしまう。

だから私は上手いとか下手とかよりも、続けていることの方がすごいと思うことがあります。

デザインも同じです。

お客さんが見るのは完成したチラシやポスター。

でもその裏には、何度も修正した時間があります。

言葉を考えたり、色を選んだり、写真を探したり。

見えない部分がたくさんある。

だから私は、何かを作る人を尊敬しています。

音楽でも。

絵でも。

文章でも。

地域活動でも。

形になるまで続けること自体がすごいことだから。

最近は特にそう思います。

結果だけを見れば一瞬。

でも、その一瞬のために積み重ねた時間は何時間、何日、何か月にもなる。

裏方気質だからなのか、私はついそちらに目が向いてしまいます。

そして気付けばまた心の中で言っているんです。

「頑張ったね。」

「えらい。」

たぶんこれからも私は、完成品を見るたびに、その向こう側にある努力を想像するんだと思います。

それが裏方気質のデザイナーというものなのかもしれません。