うちには“看板犬”がいます。

…いや、本人はそんなつもりないと思うんですけど(笑)。

でも、たまーにアイデアをくれるんですよね。

「もっと肩の力抜けよ」

「散歩しろよ」

「水変えてみろよ」

…たぶん要望なんですけど。

でも、その存在に結構助けられている気がする。

デザインの仕事って、気づくと頭の中がいっぱいになる。文字、構図、締切、色、相手の気持ち、伝え方。ずっと考えているから、いつの間にか肩にも力が入っている。

そんな時、隣を見ると、犬は全然違うこと考えてる。

「今日のおやつまだかな」とか、「散歩まだかな」とか、多分そんな感じ。

でも、その“人間の事情に巻き込まれていない感じ”が、すごく大事だったりする。

無理に頑張りすぎなくてもいいんじゃない?

ちゃんと休めば?

言葉では言わないけど、なんとなくそういう空気を出してくる。

しかも本当に、ずっとそばにいるんですよ(笑)。

作業してても横。悩んでても横。落ち込んでても、とりあえず横。

だからたぶん、自分のデザインって、この犬の存在込みでできている気がする。

ガチガチに力が入ったままだと、やっぱり伝わるものも硬くなる。でも、犬を見てると、ちょっと笑ってしまったり、「まあいいか」って思えたりする。

その“余白”みたいなものが、自分のデザインにも出ているのかもしれない。

結局、人って一人で作ってるようで、周りの環境や、一緒にいる存在にかなり影響されている。

だから今日も、隣で全然違うこと考えてる犬を見ながら、デザインしています。