以前プロレスを見に行った時、まだデビューしたての若い女性レスラーの話を聞く機会がありました。

「なんでプロレスラーになろうと思ったの?」

そんな質問に、彼女は少しずつ、自分の話をしてくれました。

もともとプロレスを見るのが大好きで、ずっと見ていたそうです。

最初は「通訳としてプロレスに関わりたい」と思い、スペイン語を学ぶために大学へ。

でも、難しすぎて挫折してしまった。

そこで一旦その道をやめて、今度は「レスラーになろう」と思ったらしい。

まずメキシコへ行った。

そして、「ちゃんと日本へ戻ってこれたら、プロレスラーになろう」と決めた。

戻って来れた。

次に大阪のプロレス団体へ。

でも初日はきつすぎて、「もう1日で辞めよう」と思ったそうです。

ただ、その時に彼女はこう考えた。

「スクワット300回できたら、明日も続けてみよう」

結果、できた。

そして次の日も行った。

それを繰り返して、今がある。

話を聞きながら、「ハードルの高さを自分で決めていたんだな」と思いました。

いきなり

“絶対に成功する”

“トップレスラーになる”

ではなく、

「メキシコから帰ってこれたら」

「300回できたら」

そんな小さな基準を、自分で設定して飛んでいく。

その積み重ねが、結果的に“向いている人”とか、“続いている人”になっていくんだなあと。

成功している人って、最初から特別な人に見えるけれど、実際は「次の一歩」を自分で作るのが上手いのかもしれません。

低いハードルでもいい。

むしろ、自分で飛べる高さにすることが大事。

飛べた。

続けられた。

また飛べた。

その小さな成功体験が、少しずつ「今の自分」を作っていく。

そう考えると、自分も同じでした。

「個人事業主になりたい」



なれた。



慣れてきた。

昔は遠い世界みたいだったのに、今はちゃんと日常になっている。

たぶん人生って、急に変わるというより、

“飛べる高さのハードル”を何回も越えていった先に、いつの間にか変わっているものなんだと思います。