高校生の娘がテニス部に入った。どんな部活なんだろうと思っていたら、どうやらかなり“ゆるい”らしい。「楽しいよ」と笑っているから、それだけでなんだか安心する。
「どんなこと話してるの?」って聞いてみたら、返ってきたのはまさかの内容だった。先輩たちがジュースを買ってくるとか、初恋は実るのか?とか。え、テニスは?と思わず聞き返したら、「してる人いない」とのこと。
テニス部とは一体…と思いながらも、なんだかその光景が目に浮かんでくる。コートの隅で、ラケットを持ちながら他愛もない話をして、笑い合っている時間。たぶんそれが、今の彼女にとっての“部活”なんだろうなと思う。
真剣に打ち込むのももちろんいいけど、こうやってゆるくつながる時間も、同じくらい大事なんじゃないかと思う。誰かと一緒に笑ったり、どうでもいいことで盛り上がったり。そういう何気ない時間が、あとから思い出になるんだろうな。
もしかしたらそのうち、ちゃんとテニスの話も増えてくるのかもしれない。でも今はまだ、このゆるさの中で過ごす時間を楽しんでいるみたい。
テニスしてないテニス部。でも、それも悪くないなって思う。
青春って、たぶんこういうところに転がってる。
