下鴨神社へ行った時のこと。

参拝ももちろん良かったんですが、実は一番印象に残っているかもしれないものがあります。

その名も「美人水」。

名前からして気になるじゃないですか(笑)。

暑い日だったこともあって、とりあえず飲んでみようかと買ってみたんです。

そしたら。

めちゃくちゃうまい。

いや、本当にびっくりするくらいうまい。

かりんとはちみつの優しい甘さ。

しかもよく冷えている。

梅雨の蒸し暑い京都を歩いたあとに飲むには反則級でした。

身体に染み込むってこういうことなんだなあと実感。

500円と聞くと、一瞬だけ「おっ」と思うんですが、飲んだ瞬間にそんな気持ちはどこかへ消えました。

気が付いたら秒で飲み終わってるんです。

本当に秒。

「あれ?もうないの?」

ってなるやつです(笑)。

むしろ、もう一杯くらい飲めた。

なんなら持って帰りたかった。

それくらい気に入りました。

一緒に行った友達とも、

「これはうまいなあ」

「こりゃまいったなあ」

なんて言いながら笑っていました。

観光地って、正直なところ当たり外れもあります。

話題になっているけど普通だったり、期待しすぎてしまったり。

でも美人水は期待以上。

こういう予想外の出会いがあるから旅は面白いんですよね。

下鴨神社の静かな森を歩いて、お守りのデザインに感心して、最後は美人水に感動する。

今振り返ると、なかなか完璧な流れだった気がします。

有名な観光地や歴史的な建物ももちろん素晴らしい。

でも意外と後になって思い出すのは、こういう何気ない一杯だったりするんですよね。

「京都どうだった?」

と聞かれたら、

「美人水がうまかった!」

と答えてしまいそうなくらいです(笑)。

楽しい友達と一緒だったこともあって、余計においしく感じたのかもしれません。

景色も大事。

歴史も大事。

でも、一緒に笑いながら飲んだ冷たい一杯は、それ以上に記憶に残るものなんだなあと感じた京都旅でした。