今回は、インクルーシブコンサートのチラシを作らせてもらいました。

ありがたいことに、最近はインクルーシブという言葉を耳にする機会も増えてきました。

そして、福祉関係のお仕事をさせてもらうことも、少しずつ増えてきています。

これ、私としては結構うれしい。

というのも、毎回めちゃくちゃ勉強になるんです。

デザインの仕事をしていると、知らなかった世界に入っていくことがあります。

福祉もそう。

医療的ケアが必要な人。

障害のある人。

その家族。

支える人。

日本の中には本当にいろんな暮らしや、いろんな事情を抱えながら生活している人がいます。

そして、たぶん私自身も昔は「そういう世界ってテレビの中にあるもの」くらいに思っていたところがありました。

でも、実際に人と出会って、話を聞いて、仕事として関わってみると、全然違う。

そこには普通に毎日の生活があって、家族がいて、笑ったり、悩んだり、出かけたり、音楽を聴いたりしている。

特別な世界じゃない。

ただ、知らなかっただけなんですよね。

「いろんな人がいる」

それが当たり前なのに、知らないと「自分とは違う世界」と思ってしまう。

だからこそ、こういうコンサートやイベントがあることって大事なんだと思います。

実際に会ってみる。

同じ場所で音楽を聴いてみる。

同じ時間を過ごしてみる。

そうすると、知らなかった世界が少し近くなる。

「こういう人たちもいるんだ」から、

「一緒に楽しめるんだ」

に変わっていく。

それだけでも、ずいぶん違うんじゃないかなと思います。

今回作らせてもらったチラシも、ただイベントの情報を伝えるだけじゃなくて、「ちょっと行ってみようかな」と思ってもらえる入口になればいいなと思っています。

知らない世界を見ることは、最初はちょっと勇気がいる。

でも、一度知ってしまえば、案外そんなに遠い世界じゃない。

むしろ、知ることで自分の世界の方が広がっていく。

いろんな人がいて、いろんな事情があって、いろんな楽しみ方がある。

それを「特別なこと」にしなくていい社会になったらいいなと思います。

優しい世界って、何か大きなことをすることじゃなくて、

「知らないから怖い」を、少しずつ「知ってる」に変えていくことなのかもしれません。

今回もまた、ひとつ新しい世界を教えてもらいました。

そして、そんなご縁をデザインという仕事でつなぐことができたことを、ありがたいなあと思っています。