ライブを見ていて、

ふと目が離せなくなる人がいます。

ステージの上だけじゃなくて、

その場にあるもの、

目に入るもの、

なんでも使ってしまう人。

マイクスタンドも、

床も、

照明も、

ときには客席の空気さえも。

全部を“道具”にして、

動き回る。

友達の彼が、まさにそんな人で。

見ていると、なんだか不思議なんです。

「それ使う?」っていうものを、

自然に使って、

ちゃんと成立させてしまう。

考えているというより、

反応している感じ。

その場の空気に、

その瞬間に、

ちゃんと乗っている。

だからなのか、

すごく自由に見える。

でもきっと、

自由って、

何も考えていないことじゃなくて、

「使えるものにすぐ気づける力」なんだろうなと思いました。

あるものを、あるまま使う。

無理に足さない。

無理に飾らない。

でも、

ちゃんと成立する。

それって、

すごく強いなあと感じます。

デザインも、

似ている気がします。

全部をゼロから作ることもあるけど、

実際は制限の中でやることの方が多い。

予算だったり、

素材だったり、

時間だったり。

その中で、

「これ使えるな」って

すぐ判断して、

組み立てていく。

その器用さ。

見ていて、

ちょっと羨ましくなりました。

テキパキと、

迷いなく、

その場のものを使っていく感じ。

ああいうの、

いいなあって思う。

たぶん、

あれも積み重ねなんだろうけど。

それでもやっぱり、

憧れる。

あるもので、ちゃんと作る人。

余計なものがなくて、

でもちゃんと伝わる。

そんなデザイン、

自分もできるようになりたいなと思いました。