うちの雛人形は、
小さくて、かわいい。
豪華な段飾りじゃなくて、
ちょこんと飾れるサイズの
やさしい雰囲気のお雛様。
毎年この時期になると
出して、並べて、
そしてまたしまう。
それだけのことなんだけど、
飾りながらふと思いました。
「これ、いつまで飾るんだろうなあ」って。
娘は今、15歳。
もうすぐ受験です。
勉強もしてるけど、
受験が終わったら
「何しようかな〜」って
楽しそうに話していて。
旅行行きたいとか、
遊びたいとか、
友達とあれしたいとか。
びっくりするくらい、
遊ぶことしか考えてない。
まあ、
それでいいんだけど。
そんな娘を見ながら、
お雛様を並べていると、
「もう15年なんだなあ」って思います。
生まれた頃に用意したお雛様。
毎年出しているけど、
当たり前すぎて
あまり考えたことがなかった。
でも改めて見ると、
全然変わらない。
同じ顔で、
同じ着物で、
同じかわいさで
そこに座っている。
時間が経っているのは
こっちの方なんだなあって思います。
娘はどんどん大きくなるけど、
お雛様はずっとそのまま。
だからなのか、
なんだか少し不思議な感じ。
デザインも、
こういうものがいいなと思うんです。
流行が変わっても、
時間が経っても、
「やっぱりいいな」って思えるもの。
派手じゃなくても、
ずっとかわいい。
うちのお雛様は、
そんなデザインです。
来年もきっと、
同じように出して、
同じように「かわいいね」って言う。
そしてまた
一年が過ぎていく。
15年経っても変わらない
小さなお雛様。
そのかわいさを見ながら、
時間って不思議だなあと
思っていました。
