数十年ぶりに、もんじゃ焼きを食べました。

小学生のときに浅草で食べた以来だから、ほんとに久しぶり。正直、味の記憶なんて残ってなかったけど、目の前で焼いてもらう感じを見て、ああ、これだ、って思いました。

鉄板の上で、じわじわ形になっていく過程。

まだ液体みたいなのに、少しずつ「食べ物」になっていく。不思議と見てるだけで楽しい。完成品だけじゃなくて、途中経過も含めて“ごちそう”なんですよね。

食べてみると、ちゃんと美味しい。

がっつり満腹になるわけじゃないけど、ちょうどいい。話しながらつつくには最高のおつまみみたいな存在で、気づいたらお腹も心も満たされていました。

これ、デザインに似てるなあと思って。

完成したチラシやロゴだけを見る人が多いけど、本当は「どう作られていったか」も大事で。ヒアリングして、悩んで、試して、少しずつ形にしていく過程は、もんじゃを焼いてる時間にそっくり。

最初から完成形がドンと出てくるわけじゃなくて、

・材料を集めて

・混ぜて

・順番に焼いて

・味を調整して

ようやく「これでいこうか」になる。

デザインも同じで、最初はぐちゃっとした情報のかたまりから始まります。

それに、もんじゃって「話しながら食べる前提」の食べ物ですよね。

黙々と食べるより、誰かと一緒に、ああでもないこうでもない言いながら。デザインも、ひとりで完結するより、誰かとやり取りしながら育っていく方が、ちゃんとした形になる気がします。

久しぶりのもんじゃ焼きは、

懐かしい味でありつつ、ちょっとしたライブ感もあって、

「作るってこういうことだよな」と思わせてくれる時間でした。

完成品だけじゃなく、途中も味わえる。

そんなデザインを作っていきたいなと思った夜でした。