8対2の法則ってありますよね。
いわゆるパレートの法則。
全体の8割は、
2割の要素でできている、みたいな考え方。
これ、
デザインにもすごく当てはまるなと思います。
チラシでも、ポスターでも、
結局見ている人のほとんどは
“ざっくり”しか見ていない。
細かいところまで
しっかり見てくれる人って、
実はそんなに多くない。
だからデザインって、
まずは“8割の人に届くこと”が大事。
パッと見て分かる。
なんとなくでも伝わる。
迷わない。
ここができていないと、
どれだけ細部を作り込んでも
届かないまま終わってしまう。
色の印象、
文字の大きさ、
配置のバランス。
一瞬で理解できる部分。
そこに全力を使う。
これがデザインの8割。
でもね、
残りの2割もちゃんとある。
細かい余白の取り方とか、
ちょっとした文字の間とか、
気づく人しか気づかない部分。
そこは、
“分かる人にだけ届く領域”。
でも不思議と、
その2割があるかないかで
全体の印象って変わるんですよね。
だから、
8割に届くデザインを作りつつ、
2割もちゃんと仕込む。
これが理想。
ただ、
最近思うんです。
心の方は、
逆でもいいんじゃないかって。
みんなに分かってもらおうとしなくていい。
全部を理解してもらわなくていい。
8割に届かなくても、
2割の人にちゃんと伝われば、
それで十分なんじゃないかって。
デザインは広く届かせるもの。
でも、
心は深く届けばいい。
そんなふうに考えると、
ちょっと楽になる気がします。
8対2の法則。
同じ数字なのに、
使い方で意味が変わる。
デザインでは8割を取りにいく。
でも心は、
2割でもいい。
そのくらいが、
ちょうどいいのかもしれません。
