世界児童画展2025が安城市民ギャラリーで開催されていて、
私の絵画教室に通う子の作品が展示されていると聞き、見に行ってきました。
まず、ギャラリーの建物に入ってすぐ「…わ、素敵!」と声が出てしまった。
自然光が差し込む大きな窓に、開放感のある吹き抜け。
静かで上品な空気が流れていて、「美術を味わうための場所」って感じがする。
正直、展示作品を見る前に、建物に夢中になってしまった私。
設計した建築士さんは誰だろう…? と、建築の図録でも探したくなる。
こういうとき、探究心がムクムクと湧いてくるのは昔から。
展示そっちのけで建物の写真を撮りたくなるのはデザイナーあるあるかもしれません。
気がつくと「やっぱり私は吹き抜けが好きなんだな」と再確認。
天井が高い空間にいると、気持ちも伸びやかになって、
“感じる”センサーがぐんと開いていくのがわかるんです。
さて、肝心の作品たち。
世界中の子どもたちの絵が並んでいて、どれも自由でのびのびしてる。
色づかいや発想に、「こう描かなきゃいけない」なんて制限は一切なくて、
見ているだけでワクワク、目が離せません。
自分の教室の生徒の絵も、本当に堂々としていて、
「この子、こんな表現するんだなあ」と感動。
小さな手で描いた大きな世界に、思わずじーんとしました。
いい絵を見ると、描きたくなる。
いい建築に触れると、空間をデザインしたくなる。
やっぱり「本物を体感すること」って、何よりの学びだなと改めて思いました。
そんな刺激をくれた、安城市民ギャラリーと児童画展。
またひとつ、大切な場所と記憶が増えました。