畑に立った瞬間、まず思ったのは「広い…」でした。
こども食堂あおいとりにいつもお野菜を寄付してくれている自然菜園haneさん。その畑を、今回はじめて少しだけお手伝いさせてもらいました。普段は届けてもらう側。作る現場に立つと、見えてくる景色がまるで違います。
ここは自然農法。人が管理しすぎない畑です。
草も虫も、全部まとめて「いる前提」。
整えすぎないからこそ、野菜がちゃんと育つ。これがなかなか不思議で、でも理にかなっている。
作業をしながら教えてもらったのが「適材適所」という考え方。
この場所にはこの野菜、この土にはこの作物。
日当たり、水はけ、風の通り方。
全部が完璧じゃなくていいけど、向いている場所に置くと、野菜は無理せず育つそうです。
これ、人間も同じだなあと思いました。
苦手な場所で踏ん張り続けるより、向いてる場所に立てたら、力を出し切れる。
頑張りすぎなくても、ちゃんと役に立てる。
畑を見ながら、そんなことを考えていました。
自然農法の畑は、見た目はちょっと不揃い。
でも、そこにある野菜はどれも生き生きしていて、強い。
誰かと比べなくてもいいし、揃ってなくてもいい。
それぞれの場所で、それぞれの役割を果たしている。
こども食堂に届く野菜の背景に、こういう時間と手間と思想があること。
知れてよかったし、体験できたのはもっとよかった。
土に触れて、身体を動かして、頭が静かになる。
また来たいな、と思える畑でした。
