最近忙しくて、なかなかまとまった時間が取れないのですが、ふと「デザインって他の言葉に置き換えると何だろう?」と考えていました。AIに聞くと、すぐに「簡単」「簡素」「明快」「分かりやすい」「素朴」「質素」など、いろんな候補を出してくれます。言葉を扱うのが得意なAIらしい答えだなと思いますが、その一方で「自分にとってデザインとは?」を改めて考えるきっかけにもなりました。
世の中には「デザイン=おしゃれに見せること」と思っている人も多いかもしれません。でも私にとっては、それ以上に「便利にすること」なんです。情報を整理して見やすくする。伝えたい思いを形にして、誰かが理解しやすいように整える。ちょっとした工夫で生活や仕事がスムーズになる。そういう「便利さ」を生み出すことこそ、デザインの本質だと思っています。
最近ではついにGoogleにもAIモードが搭載されて、ますます「考える」作業が効率化されてきました。アイデアを形にするまでの道のりが短くなっているのを実感します。ただ、AIが答えを出してくれるだけではまだ足りなくて、その答えをどう使うか、どう組み合わせて人に届けるかが人間の役割なんだろうなと思います。
「デザイン」という言葉はかっこよく聞こえるけれど、私の中ではもっとシンプルで、「世の中を便利にすること」。それ一択です。表現は「簡素」でもいいし、「明快」でもいい。呼び方は違っても、目指しているのは“誰かにとって暮らしや仕事がちょっと楽になるような工夫”。そう考えると、デザインの言い換え探しも、結局は「便利」という一言に収束していく気がします。