私は普段、仕事ではIllustratorやPhotoshopといったプロ用のソフトを使っていますが、実はたまにCANVAも活用します。CANVAはとにかく手軽で、アイデアを形にするスピードが速い。豊富なテンプレートや直感的な操作感は、デザイナーにとっても刺激的です。

特に面白いのは、誰でも「デザインの入り口」に立てること。テンプレートを選んで文字や色を少し変えるだけで、思った以上に完成度の高いデザインが出来上がります。SNS投稿やチラシ、プレゼン資料まで幅広く対応できるので、日常の中で“伝える手段”として使うには最適なツールだと思います。

とはいえ、デザインにおいて大切なのはツールではなく「何を伝えたいか」。CANVAであれIllustratorであれ、最終的に見る人がどう感じるかがすべてです。いくらおしゃれなテンプレートを使っても、メッセージが伝わらなければ意味がありません。逆に、シンプルなレイアウトでも「誰に、何を、どう伝えたいのか」が明確なら、そのデザインは強い力を持ちます。

デザインの本質は“見た目を整えること”ではなく“伝えること”。CANVAはその本質に気づかせてくれる良いツールだと思います。テンプレートを使うことで「こういう構成が見やすいのか」と学び、そこから自分なりにアレンジする。これはデザインの勉強にもつながります。

結局のところ、デザインはアイデア次第。CANVAはそのアイデアをすぐに形にできる便利な相棒。プロでも初心者でも、伝えたい想いさえあれば、どんなツールでも表現は広がるのだと実感しています。