先日、愛知県小牧市にあるライブハウス「ドロップ」に行ってきました。

ここ、すごいんです。お客さんもギュウギュウになるくらい満員で、ステージ上も客席も熱気でいっぱい。ライブって、あんなにも目に見える「熱量」がある場所なんだと、改めて感じさせられました。

私は桑名でデザインの仕事をしていますが、デザインは基本的に“静止画”。

どれだけ想いを込めて作っても、それが見る人にちゃんと届いているかどうか、すぐにはわからない。

伝わってるかな? 響いてるかな? と、常に半信半疑な気持ちを抱えながら作っています。

その点、ライブってすごい。

声援も拍手もすぐに返ってくる。表情も涙も全部、リアルに見える。

舞台に立つ人たちって、ほんと羨ましいと思うことがあります。

でも、そんな目に見える熱量を支えているのもまた、私たちのような“見えない熱量”を注ぐ仕事かもしれない。

ライブのフライヤー、ステージに掲げるロゴ、SNSにアップされる画像。

それを見てお客さんが足を運び、アーティストがもっと頑張れる。

そう考えたら、見えなくてもいい。いや、見えないからこそ、いい。

熱量をもった人が集まり、感情をぶつけ合い、共有できる場所。

その一端にでも関われるなら、私はこれからも“見えない熱量”を込めてデザインしていきたいと思います。

小牧ドロップ、また行きたいな。

次は誰がステージに立つんだろう。

私もまた、影の中から光を支えていこう。