農薬や化学肥料に頼らない野菜作りをされている「自然菜園hane(はね)」さん。先日、その活動のベースの一つでもある竹林整備の現場にお邪魔してきました。

一歩足を踏み入れると、そこには凛とした静寂と、竹の葉が風に揺れる心地よい音が広がっていました。しかし、美しい景観を維持するためには、人の手による継続的な手入れが欠かせません。

自分の手で、一本ずつ向き合う

倒れた竹や密集しすぎた竹を一本ずつ丁寧に切り出している様子です。 現代では機械化が進んでいますが、あえて手作業ののこぎりで向き合う姿には、自然に対する敬意と、一つひとつの作業を大切にするhaneさんらしいこだわりが感じられました。

竹を切るたびに、周囲には爽やかな竹の香りが漂います。冬の冷たい空気の中でも、作業を続けていると不思議と体がポカポカと温まり、大地と繋がっているような感覚を覚えます。

整備の先にある「循環」のかたち

haneさんの竹林整備は、単に場所を綺麗にするだけが目的ではありません。 炭にしたりすることで、再び畑の土へと還っていくのです。

  • 竹林を整えることで、山に光が差し込む。

  • 切り出した竹が、元気な野菜を育てる栄養になる。

  • そしてまた、豊かな土壌が次世代へ繋がっていく。

この目に見える「循環」の環(わ)の中に身を置くと、私たちが普段食べている野菜が、いかに多くの手間と愛情、そして自然のサイクルから生まれているのかを再確認させられます。

自然と共に生きる心地よさ

作業の合間に見上げた竹林の隙間からは、真っ青な空が見えました。 便利さばかりを追求する日常から少し離れ、土や木に触れ、汗を流す。そんな時間は、体だけでなく心までも健やかに整えてくれるようです。

自然菜園haneさんの活動は、ただ野菜を作るだけでなく、こうした**「環境を整え、守る」**という地道な活動の上に成り立っています。

皆さんも、次にhaneさんの美味しい野菜を手に取ったときは、その背景にあるこの美しい竹林や、一本の竹に向き合う手の温もりを感じてみてください。