こないだ佐川美術館でちょっと感動したことあったので記録として残しときます。

写真撮って、それが文章にしてもらえる時代。

子供の絵に関わることができる環境にいるので「これを伝えたいな」ってことがどうも文字化できない。

落ち着いたら考えようとか思ってたんですけど、美術館にありましたわ。パネルで。

 

子どもの美術(小学校教科書)

この本を読む人へ

佐藤忠良

図画工作の時間は、じょうずに絵をかいたり、ものを作ったりするのが、めあてではありません。

じょうずにかこうとすることよりも、見たり考えたりしたことを、自分で感じたとおりにかいたり作ったりすることが大切です。

しんけんに、絵をかき、ものを作り続けていると、じょうずになるだけでなく、人としての感じかたも、育ちます。

このくり返しのなかで、自然の大きさがわかり、どんな人にならなければならないかが、わかってきます。

これが、めあてです。

むかし、ひとはいしをつかってくらしていました。そのころでも、ひとはえをかきました。ひとのかたちをねんどでつくりました。(1年)

どうはおよそ五千年前、人がつくったさいしょの金ぞくです。どうとすずをとかしてまぜ、かたちにします。(2年)

石やどうよりも強い鉄は、三千年前からつかわれています。鉄のおかげで、じょうぶなどうぐも作れて、人々のくらしもゆたかになりました。(3年)

今のこっているまちも、むかしの人々がよく考えて、力を合わせてつくったものです。(4年)

ものを作っている人々のすがたを美しいと感ずる心は、世界中どこでも同じでした。(5年)

人が立って歩いてから二百万年以上たっています。人の生活を大きく変えた車は、作られてからまだ五千年しかたっていません。(6年)

株式会社 現代美術社 1986年(昭和61年)発行

ゆきさ

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