テキーラ祭りという名のライブに行ってきました。
名前負けしないくらい、いや、名前以上にテキーラが出る出る。ほんとに、あれはライブだったのか、それともテキーラの儀式だったのか。
達生は何杯飲んだんだろう。途中から数えるのを諦めました。本人はもちろんベロベロ、周りも見事にベロベロ。あっちでもこっちでも、笑って、絡んで、もう自由。
私はというと、お酒が飲めないので、基本なんでもいい立場。
飲まなくても楽しいし、飲んでる人を見るのも結構好きです。特に今回は「記憶がない」という現象が、目の前でリアルタイムに起きていくのが面白くて。さっきまで普通に話してた人が、急に同じ話をもう一回し始めたり、「あれ?」って顔をしたり。人って、こんなふうに記憶を置いていけるんだなあと、妙に感心しました。
音楽はちゃんと良くて、空気も最高で、ライブとしても楽しい。
でもこの日は、音よりもテキーラの存在感が強かった気がします。お酒が場の温度を一気に上げて、知らない人同士の距離も一瞬で縮めてしまう。危うさもあるけど、あの無敵感はちょっと羨ましい。
全部忘れられるなら、飲んでもいいかもなあ、なんて一瞬思いました。
悩んだことも、失敗も、翌朝には「知らない」って顔でいられるなら、それはそれで楽かもしれない。でも、覚えてるからこそ面白い夜もあるし、覚えてるから次につながる朝もある。たぶん私は、飲めなくてちょうどいいんでしょうね。
それにしても、すごい夜でした。
テキーラと音楽と人の記憶。全部ひっくるめて、ちゃんとライブでした。

