いつもブログをご覧いただきありがとうございます。デザインオフィス102です。
デザインというと、ついつい「何を足そうか?」「どんな色や装飾を盛り込もうか?」と考えがちです。しかし、私たちがプロの視点から断言できることがあります。
本当に「良いデザイン」「力のあるデザイン」は、**「何を足すか」ではなく、「何を引くか」で決まります。これこそが、デザインのプロが持つ“引き算の美学”**です。
素人っぽさが出るのは「盛り過ぎたとき」
デザインの装飾や要素をたくさん盛り込んだ状態は、一見賑やかで魅力的に見えます。しかし、情報が多すぎると、お客様の視線は迷子になり、結果として「本当に伝えたいこと」が埋もれてしまいます。
要素を足し過ぎたデザインは、素人っぽく、煩雑な印象を与えがちです。
私たちがデザインの初期段階で重視するのは、**「この要素は、メッセージを伝える上で本当に必要か?」**という問いかけです。必要性の低い要素を削ぎ落とし、残った本質だけを研ぎ澄ます。この「引く勇気」を持つことで、デザインは一気に洗練され、プロの風格を帯びてきます。
余白は「余り」ではない、「呼吸」である
引き算のデザインを語る上で欠かせないのが「余白」です。
「このスペースがもったいないから、何か情報を入れよう」と考えてしまう経営者様もいらっしゃいますが、これは誤解です。
余白は決して「余っているスペース」ではありません。
余白は、デザイン全体に**“呼吸”**をさせているスペースです。余白があるからこそ、文字が読みやすくなり、写真の美しさが際立ち、最も大切なメッセージが周囲のノイズに邪魔されずに目に入ります。
- 余白が「引き締め役」となり、デザインに高級感や信頼感をもたらします。
- 余白が「間」となり、見る人にメッセージを理解する時間を与えます。
「引く勇気」がプロの品質を生む
事業を成功に導くデザインとは、**「情報を整理し、最も重要なメッセージを際立たせる」**ことです。
装飾的な要素や、曖昧な情報を削ぎ落とす「引く勇気」を持つことで、あなたの事業の個性や強みが際立ち、お客様に迷いなく選んでもらえるようになります。
デザインオフィス102は、お客様の事業の力を最大化するため、この“引き算の美学”に基づいた、本質的で洗練されたコミュニケーション設計をご提案いたします。
