もう年末なんですね。

毎年この時期になると「え、もう⁉︎」って言ってる気がします。

デザインの仕事って、数ヶ月先の季節を先取りしてることが多いので、

気づいたら頭の中は春だったり夏だったりします(笑)

季節感、完全にずれてます。

まだ11月も終わっていないのに、すでに年明けのパンフレットやチラシのデザインを組んでいて、

「お正月」「新春」「桜」「新年度」なんて文字を見ながら、

半袖でアイス食べてる気分になります。

デザインの世界って、そういう時間の流れのズレがちょっと面白いんですよね。

でもその分、季節がひと足早くめぐる感じがして、

一年を何度も味わっているような気もします。

今作ってるデザインが、数ヶ月後に街のどこかで誰かの目に留まる。

その未来を想像しながら手を動かすのが、やっぱり楽しいです。

デザインの教科書なんて、今はそこらじゅうにあります。

ネットにも本屋にも、素晴らしい知識がたくさんある。

でも結局のところ、一番の先生は「経験」と「見てきたもの」だと思っています。

人の表情、街の色、光の入り方、使い古したポスターの風合い…

そういう“生きたデザイン”から学ぶことが一番大きい。

今年もあと少し。

来年の仕事を進めつつ、今年の締めくくりもきちんと。

デザインって、未来を描く仕事でもあるけれど、

足元を見つめ直す時間も大切だなと感じています。