たまにある「プレゼンテーション」。
私の場合は1on1での提案が多いので、どちらかというと“おしゃべり”に近い感じです。
でも時々、30人くらいの前で話すこともあって、これがなかなか緊張する。
ただ、不思議とその場の空気感とか、相手の反応を見ながら話すのは嫌いじゃないんです。

プレゼンの流れとしては、
まず「なぜこのデザインにしたのか」を話します
コンセプトや背景、目的をきちんと伝える。
でも、それ以上に大事なのは「相手がどこに引っ掛かってくるか」を見ること。
こちらが想定していたポイントと、相手が気になる部分が違うことなんて、日常茶飯事。
むしろそこが面白いんですよね。

プレゼンって、完成品を見せて説明する“発表”というより、
相手の反応を引き出す“対話”だと思っています。
その時に出てくるキーワードや質問は、その場でしか生まれないもの。
予想外の言葉がきっかけで新しい発見があったり、
「あ、そういう見方もあるのか」と気づくことも多い。

だから私のプレゼンは、どちらかというと“ディスカッション”。
伝えることより、共有することに近い。
デザインって、作る側だけのものじゃないですからね。
見る人、使う人、関わる人みんなで完成させていくもの。

緊張はするけど、
それ以上に「その場で何が起こるか」を楽しみにしている自分もいます。
予想外こそが、デザインを育ててくれる瞬間なんです。