「卒業制作、何作ろう…?」
たぶん、みんな最初にここで迷うと思います。
ロゴ、ポスター、パッケージ、Webサイト…
やることはたくさんあるけど、「何をテーマにするか」でほぼ方向が決まっちゃうんですよね。
卒業制作って、“技術のまとめ”みたいに思われがちだけど、
本当は「自分が何を表現したいか」を問われている時間だと思います。
だからこそ、まずは“応援したいもの”や“好きなもの”を見つけるのがいちばん大事。
自分の心が動くテーマでないと、
途中でモチベーションも尽きちゃうし、納得いく作品にはならないんです。
たとえば、行きつけの美容室をブランディングしてみるとか。
よく行くライブハウスのポスターを作ってみるとか。
カフェのメニューやパッケージデザインを考えてみるのも面白い。
身近な場所ほど、自分の目線や感覚を活かせるし、
リアルに「使えるデザイン」に近づけるんです。
テーマが決まったら、あとは“自分だったらこうする”を大事にしてほしい。
正解を探すんじゃなくて、自分の感じる「これがいい」を信じて進む。
それが作品の“らしさ”になります。
卒業制作は、技術を見せる場でもあり、
「あなたがどんなデザイナーなのか」を見せる場でもあります。
迷って、悩んで、試行錯誤して。
でも最後には「これ、私っぽいな」って思えるものができたら、それで十分。
誰かのために作るデザインでも、
最初は“自分の好き”から始めていい。
それが結果的に、見る人にも伝わるから。
