デザインの仕事を続けてきて、フリーランスになったのは必然だったのかもしれません。
自分の環境が変われば変わるほど、「雇われる」という形にミスマッチを感じるようになったんです。
組織にいると、どうしても時間の制約がつきまといます。
子どもが熱を出しても、急な予定変更があっても、簡単には動けない。
デザインの仕事ってアイデア勝負なのに、心の余裕がないと良いものなんて作れないんですよね。
そんな中で「これは違うな」と思い始めたのが、フリーランスになるきっかけでした。
もちろん、フリーになってから大変なことも山ほどあります。
仕事を自分で取る、スケジュールを組む、全部自分の責任。
だけど、その分ミスマッチを感じることはなくなりました。
「今の自分にちょうどいい働き方をしている」と思えるのは、やっぱり大きい。
子育ても落ち着いてきて、やっと自分の時間も少しずつ持てるようになった。
その分、仕事への向き合い方も少しずつ変わってきたような気がします。
自分の成長を感じる瞬間って、誰かに評価される時じゃなくて、
「これなら私らしいな」と思える瞬間なんですよね。
ただ、ずっと変わらずに会社に勤めているお母さんたちを見ると、本当に尊敬します。
毎日同じ時間に起きて、働いて、家庭も支えて。
私から見たら、あのバランスを保ち続けることこそ本当のプロフェッショナルです。
働き方は人それぞれ。
でも、どんな形でも「自分の生活にフィットしているか」が大事なんだと思います。
私はこれからも、自分らしいリズムで、デザインと暮らしを続けていきたいです。