デザインの仕事をしていると、「これからどんなことが待っているんだろう」と思う瞬間がよくあります。企業の方からの依頼もあれば、地域のイベントのチラシ制作もある。そのたびに、新しい出会いや挑戦があって、先のことを想像するとワクワクします。
正直なところ、私はWeb系のデザインは少し苦手です。コードやシステムの細かい部分に強いわけではなく、どちらかというと紙ものやアナログ寄りのデザインの方が得意です。でもその分、チラシやポスターに「どう見ても私っぽい」と言ってもらえるテイストが自然と出てしまうのかもしれません。
先日も「ちひろちゃんっぽいなーって思った」と言われて、思わず笑ってしまいました。特別に「私らしさを出そう」と意識したわけではなく、作っているうちに自然と滲み出ていたのだと思います。でも、それがちゃんと相手に伝わっているのは本当に嬉しいことです。
デザインって、結局は「誰のために、何を伝えるのか」が大切。でもその中で、自分の感覚や色づかい、余白の取り方が自然と表れてしまう。それを「あなたらしい」と受け取ってもらえることは、デザイナーにとってすごく幸せなことだと思います。
これから先も、いろんなチラシやデザインに携わっていくと思います。そのたびに新しい挑戦もあるし、苦手分野に向き合うこともあるでしょう。でも、その中で「ちひろちゃんっぽいね」と言ってもらえるようなデザインを積み重ねていきたい。そうやって自分のデザインが、誰かの目に自然と残っていくなら、それが一番嬉しいことです。