娘の義務教育最後の体育祭。

そうか…義務教育、終わるんだ!なんてこった!と、しみじみ思いました。

周りを見渡すと、幼稚園から見慣れた顔ぶれがそろっていて、子どもたちは身長がグンと伸びているのに、話してみると中身は変わってないようで、なんだかほっこり。

親同士も顔を見合わせれば「あの頃は大変だったね」なんて話になり、確かに10年たってるだけあって、みんな少し老けたな…なんて笑いながら、時間の流れを感じました。

成長って、じっくり見てると気づかないけど、ふとした瞬間に「あぁ、こんなに変わったんだ」と感じるもの。

デザインの仕事もそれに似てるなと思います。

毎日少しずつ考えて、作って、試していると、自分でも変化にはなかなか気づかない。

でも数年前の自分の作品を見返すと、「あの頃より今の方が整理されてる」「伝え方が変わった」って気づくんですよね。

体育祭を見ながら、ひとつのチームで力を合わせてゴールを目指す姿も、どこかデザインの現場に似てる気がしました。

それぞれ役割が違っても、全員が「良いものを作る」方向を向いてる。

そうしてひとつの形ができる。

娘たちはこれから新しい世界へ進んでいくけど、私もデザイナーとしてまだまだ成長途中。

これからも人と関わりながら、変わっていくことを楽しみたい。

体育祭の応援席で、そんなことを思った一日でした。