娘の部活が、ついに引退を迎えました。

中学3年生、テニス部。3年間よくがんばりました。

真夏の練習や、早起きの朝練。

何度も「もうやめたい」って言いながらも、最後までやり切った娘を、素直にすごいなと思っています。

これからは、いよいよ受験生。

いろんなことを決めていく時期に入ります。

「どこに行きたいか」よりも、「どこなら行けるか」って話になりがちだけど、

私はできるだけ「どうしたいか」を一緒に考えたいと思っています。

「ここに行けるって言われたから」じゃなくて、

「ここに行きたい」って、自分で決めてほしい。

もちろん、選択肢は限られているかもしれない。

でも、その中でも「自分で選ぶ」っていう感覚は大事にしてほしいんです。

「どうしたらいい?」と聞かれたら、

「消去法でもいいんじゃない?」とか「一回、自分に聞いてみなよ」と返す。

それは、昔の自分に言ってる言葉でもあります。

中学生の頃の私は、「大人って全然アドバイスしてくれないな」と思ってました。

でも今になって気づく。

ちゃんとヒントはくれていたんですよね。

気づかなかった自分が、器が小さかっただけ。

言ってくれていた言葉も、ようやく今、意味がわかるようになった気がします。

中3になっても、まだまだ甘えん坊な娘。

でも、ちゃんと話は通る。受け答えも、意外としっかりしている。

私とは違うんだなあって、しみじみ思うんです。

きっとDNAだけじゃない、“違う人間”として育ってるんですよね。

これからの進路選び、一緒に悩みながら、でもちゃんと彼女自身が決めた道を歩んでいってくれたら。

母として見守るだけですが、少しずつ手を離す練習です。