先日、娘の大正琴の発表会がありました。
小学3年生の娘は、地域の和楽器サークルに通っていて、月に1回だけの練習。
正直、「これで大丈夫なのかな?」なんて思うこともあるのですが、ステージの上で一生懸命に演奏する姿を見たら、そんな心配は吹き飛びました。
ちょっと緊張した顔、でも音を外しても笑顔。ああ、やっぱり可愛い。
子どもの発表会って、もう“全部がご褒美”みたいな時間ですね。
演奏が終われば拍手とおやつ。
見ている親たちは「すごいね」「よく頑張ったね」と口々に褒めて、
どの子にも優しい空気が流れる。
こういう場にいると、人の頑張りって本当に温かいなあと感じます。
ただし、発表会の朝は早い。
10月は行事が多くて、スケジュールがパンパン。
運動会や地域イベント、デザインの打ち合わせや制作も重なって、
カレンダーを見るたびに「わ、もう!?」と焦る日々です。
でも、こうして一つひとつの「頑張りの形」を見ると、
デザインの仕事にも少し似ているなと思います。
限られた時間の中で準備をして、本番に向けて磨きをかけていく。
完成した瞬間には、ちゃんと「見てもらえる喜び」がある。
娘の大正琴も、私のデザインも、誰かの心を少しでも動かせたらそれで十分。
忙しい10月だけど、そんな気持ちを思い出させてくれる一日になりました。
