デザインをつくる時、よく聞かれるのが

「どうやってコンセプトを考えてるの?」という質問。

私の場合、まず最初にするのは

**「そのサービスや商品を、どんな人が使うのか」**をイメージすること。

年齢層や性別がざっくりわかっている時には、

「あ、あの人みたいな人かな」って、身近な誰かを思い出すようにしています。

例えば40代の女性向けなら、同級生の○○ちゃん。

20代前半の若い子向けなら、最近よく会うあの子のこと。

「その人が動くのって、どんな時?」

「どんなデザインなら手に取ってくれる?」

「何を見て、どう感じるかな?」

…そんなふうに、ひとりの顔を思い浮かべながら作ると、デザインに軸ができて、伝わりやすくなるんです。

なので私のデザインの場合、洒落にならないくらい受ける仕事によってテイストが変わります。

でもそれこそが、本当に届けたい人に届くデザインを作るための工夫。

みなさんも何かを伝えたいとき、ぜひ身近な誰かを思い出してみてください。

design office 102 戸塚ちひろ